なぜ白髪はできるの?白髪が生えるメカニズムと対策!

最近白髪が増えてきた気がする、、、鏡の前でため息をついてる人も少なくないでしょう。白髪が増えると実年齢より老けて見えるし、悩みの種ですよね。

今回は白髪が生える原因と対策について解説していきたいと思います!

白髪が生えるメカニズム

そもそもなぜ白髪が生えるのか?その仕組みにつて説明します。

髪の毛は実は死んだ細胞部分

髪の毛は地肌の中にある毛根でつくられています。

具体的には毛根の中にある毛球(もうきゅう)、さらにその中にある毛乳頭(もうにゅうとう)から生まれ、毛乳頭に入り込んでいる毛細血管から栄養をもらいながら、毛母細胞(もうぼさいぼう)と呼ばれる細胞が分裂・増殖することで髪の毛が伸びていきます。

地肌から出てくる時点で毛母細胞はすでに死んでしまっているもの。地肌から出ている部分は毛幹と呼ばれ、この死んだ細胞部分が、「髪の毛」なんです。

生まれたての髪の毛はすべて白色

髪の毛は毛母細胞の間にある色素細胞「メラノサイト」で、酵素のチロシナーゼの働きによってつくられたメラニンで黒くなります。つまり、毛乳頭で生まれた時点では、髪はすべて白色なんです。

通常であればメラニンによって黒くなるはずの髪の毛ですが、白髪は黒くならずにそのまま伸びてきてしまった状態になります。何らかの理由でメラニンの生産がうまくいかなかったり、メラニンが髪に供給されなかったりすると白髪になってしまします。

途中から白くなるのはどうして?

髪の根元が白かったから抜たら毛先は黒かった。そんな経験ないですか?

途中から白くなってしまった理由として考えられるのは、メラニンの供給停止か、生産の失敗です。

髪は毛根で生まれて細胞分裂や増殖を繰り返しながら押し上げて伸びていくのですが、最初は黒かった髪の毛が、伸びていく過程で何らかの理由によりメラニンが働くなり、途中から白くなってしまう理由となります。

白髪が生える原因

白髪が生える原因は主に5つあります。

白髪の原因その①加齢

白髪が生えてくる年齢には個人差があります。人によっては子どもの頃や10代、20代からある人もいますが、大体30代頃から気になり始める人が多いでしょう。そして、歳と取るとともに白髪の量も増えていきます。これは加齢によってメラノサイトの働きが悪くなり、メラニンがつくられにくくなってしまうからなんです。

加齢によってメラノサイトの機能が低下する理由は、メラニンをつくりだす際に必要な酵素チロシナーゼが年齢とともに減っていくことや、体内の血流が悪くなっていろいろな細胞の機能が低下していくことなどが考えられます。

白髪の原因その②ストレス

ストレスで髪の毛が一気に真っ白になる。そんな話を聞いたことがある人もいるのでは?しかし一晩などの短時間ですべて白髪になってしまうということはありません。

なぜなら、髪の毛に血管や神経があるわけではないので、一度生まれて着色した毛髪はそこから色が変わることがなないからです。

しかし、生まれてくる段階でメラノサイトやメラニンがうまく働かないと、髪の毛は白いまま生えてきてしまいます。その原因は加齢と同じで、体内の血流が悪くなる血行不良が関係していると考えられています。

この血行不良は老化のほか、ストレスなどでも起きます。自律神経やホルモンバランスが乱れることで、毛細血管が縮小してしまうためです。それだけ、ストレスと白髪の因果関係は大きいのです。

白髪の原因その③生活習慣

メラノサイトがうまく働くためには、正常な血流やその血液に含まれる栄養が豊富であることが大事です。脂肪分や油分の多い偏った食生活、睡眠不足、運動不足など、乱れた生活習慣は血流の悪化を促してしまい、メラノサイトの機能低下に影響してしまう可能性があります。

白髪の原因その④紫外線

紫外線も白髪と深い関係があります。

メラニンと言えば「肌を黒くする」成分ですよね。紫外線を浴びると肌が黒くなるなら、髪の毛も黒くならないの?と期待してしまいますが、髪の毛は頭皮から出た時点で死んでいる細胞の集まりなので、白髪に紫外線を当てても黒くなったりはしないんです。

むしろ、毛母細胞や毛根などが傷ついてしまい髪に色が付くメカニズムがうまく働かなくなるなど、紫外線を浴びると白髪になる危険性が高まってしまます。

特に頭皮が露出する生え際は紫外線の影響を受けやすいので、ダメージが蓄積しやすい場所です。生え際に白髪が多くなるのも紫外線が毛根の老化を早めてしまうためと考えられています。

白髪の原因その⑤遺伝

白髪、特に若白髪は遺伝的要素が原因とされています。これといって解明はされていませんが、メラノサイトに関する何らかの遺伝子が少ない人は白髪になりやすいと考えられています。

白髪を抜く

白髪を抜くと頭皮や毛根に大きなダメージを与えてしまうのでNGです。

実は髪の毛というのは一つの毛穴から平均3本ほど生えています。そのうちの一本が白髪になっているという場合がほとんどです。同じ毛穴の白髪を抜いてしまうことで、毛穴に炎症がおこってしまいます。その結果残った同じ毛穴の黒髪もダメージを受けてしまったり、次に生えてくる白髪自体も変形して目立つように生えてきてしまうことになります。

また最悪の場合、毛穴の下にある毛細血管を傷つけてしまい小さな出血を起こす場合もあります。そこから細菌が入ることもあるので、むやみに白髪を抜くのは頭皮と毛根それぞれにダメージを与えてしまうだけでいいことはありません。頭皮と毛根へのダメージは髪の成長サイクルに影響を与えてしますので、新しい髪が生えてこなくなる可能性もあります。

白髪を抜いた部分が薄くなると、地肌が透けて白髪がかえって目立ちます。白髪は根元からカットするか染めるのがおすすめです。

白髪の対策

現代の女性は、頻繁なカラーやパーマ、不規則な生活やにより頭皮へのダメージが大きいと言われています。それが白髪が生えやすい環境となっています。黒髪のためにできる対策をご紹介するので参考にしてみてくださいね。

頭皮用の美容液で頭皮ケアを習慣にしよう!

まず試してほしいのは、美容液での頭皮ケアです。頭皮用の美容液には、頭皮にハリや弾力を与えたりメラニン色素を活性化したりするものなど、いろいろなタイプがあるのでぜひ使ってみてください。

ただし、頭皮ケアはこれから生えてくる髪の毛を健やかにするために行うものなのですぐに効果はみられません。半年から1年は気長に続けてみてください。

育毛剤と書いてあるタイプもありますが、育毛剤は毛生え薬ではなく健やかな髪の毛を育てるためのものです。白髪改善に有効な美容成分が含まれているものも多いのでおすすめです。

ストレスの発散!

ストレス解消法としては、大声で歌を歌う、美味しいものを食べる、とにかく寝るなど結構お手軽にできます。

あとは有酸素運動もおすすめです。20分ほど一定の呼吸で集中して動くことで副交感神経が優位になり、体と思考がほぐれます。じんわり汗をかくことで自然にリラックスできてストレス解消になりますよ。

ストレスは白髪だけじゃなく身体全体によくないものなので、自分なりのストレス解消をみつけてストレスをため込まないことが大事です。

紫外線から頭皮を守る!

黒髪の元となるメラニン色素にダメージを与える紫外線は、できるだけ浴びないようにするのが得策です。とくに分け目は紫外線を集中的に浴びてしまうので、定期的に分け目を変えたり、UVスプレーを軽くふったりして対策をしてください。紫外線を浴びて頭皮が赤くなってしまった場合は炎症を抑えるための化粧水を塗ったりして保湿するよにしましょう。

食べ物で内側から改善する!

髪を黒くするためにはメラノサイトの働きが必要不可欠ですが、この元となるチロシンという成分の働きを良くすることも大事になってきます。チロシンが多く含まれる大豆やチーズ、チロシンの働きを助けるミネラルや亜鉛を多く含む魚介類や海藻類、きのこ類を積極的に摂取しましょう。

血行促進マッサージで栄養が届きやすい頭皮にする!

髪の毛は毛細血管から直接栄養をもらっています。せっかく頭皮に良いものを食べても血流が悪いと栄養がうまく供給されません。また頭には筋肉が無いので、自分では動かせません。マッサージで血行を促進して栄養の届きやすい頭皮をつくることがポイントです。やり方は頭を5本の指で掴むように持って指の腹で耳上・ハチ部分・頭頂部の順に頭皮を動かしてください。頭皮をこするのではなくぐっともって押し上げるよにしましょう。

白髪は年齢や遺伝だと思って諦めている人もいるでしょうけど、正しいケアで黒髪を取り戻せる可能性もあります。すぐに効果が出なくても白髪が出にくい頭皮環境をつくることが大事です!根気よく続けてみましょう。

白髪染めの種類

すでに生えてきてしまっている白髪は白髪染めをして対策するしかありません。

白髪染めにもいくつか方法があるのでご紹介します。

ヘアカラー(酸化染毛剤)

ヘアカラーは髪の内部で発色し、白髪を染めるだけではなく黒髪も明るくできるものです。また、色のバリエーションもたくさんあります。
ヘアカラーのメリットは、白髪も染まり、持ちがいい、カラーバリエーションがたくさんあることです。泡タイプやクリームタイプなど用途にあわせて種類を変えられるのもいいところです。
ヘアカラーのデメリットは、髪へのダメージがあることと、生えてきたら染めるを繰り返さなければならないので手間がかかります。

ヘアカラーを使用する時

  • 使用上の注意をよく読んで正しく使ってください。
  • ヘアカラーでかぶれたことがある方は絶対に使用しないでください。
  • ご使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。

上記のことを必ず守るようにしましょう。

 ヘアマニュキュア

ヘアマニュキュアは髪をコーティングするように色を付けていくのですが、黒髪の明度を上げることはできません。

ヘアマニュキュアのメリットは、髪へダメージが少なく色を入れることができることです。

ヘアマニュキュアのデメリットは、髪の毛全体を明るくできないことと、肌につくと肌が染まってしまうため、根元から染めるのが難しいことです。

ヘアカラートリートメント、ヘアカラーシャンプー

このふたつは、時間をかけて徐々に染めていく方法になります。1回で効果が出にくいので速効性には欠けますが、日々のシャンプーなど、生活の中で染まっていくのでお手軽といえます。

メリットは、時間もかからず手軽に髪に色を入れることができることです。また、ツンとしたにおいがなく、ヘアカラーに入っているジアミンなどの薬剤を使わないため、髪にやさしく、頭皮アレルギーが心配な人でも使えることです。
デメリットとしては、色の種類が少なく1回で効果がでにくいところです。

一時染毛料(ヘアマスカラ、ヘアファンデーション、ヘアカラースプレーなど)

これらは、出かける前など短時間で髪を染めることができますが、髪を洗うと落ちてしまうタイプです。髪を一時的に染めることが目的のものです。

メリットとしては、何より手軽に染められることです。スプレータイプ、粉タイプ、ワックスタイプなど種類がたくさんあることです。

デメリットとしては、水に弱く、汗などで取れてしまったり衣服についてしますことです。

白髪染めするなら白髪染めシャンプーがおすすめ

頻繁に髪を染めるのはめんどう、、髪へのダメージが気になるからヘアカラーはあまり使いたくないという方もいるでしょう。

そういう人には白髪染めシャンプーがおすすめです!

毎日のシャンプーを白髪染めシャンプーに変えるだけでなので手軽です♪

しかし白髪染めシャンプーには即効性がないため、即効性が欲しい方は、一度ヘアカラーで染めて生えてくる髪を白髪染めシャンプーで染めていくのも一つの方法です。

まとめ

白髪のメカニズムと対策まとめ

  • 元々髪の毛は白色でメラニンによって黒くなるはずの髪の毛が黒くならずにそのまま伸びてきてしまった状態が白髪
  • 白髪が生える原因は主に5つ
  • 白髪を抜くのはNG
  • 白髪対策として、頭皮ケア、ストレス発散、食生活の改善、紫外線防止
  • 白髪染めは白髪染めシャンプーがおすすめ

白髪染めシャンプーが気になる方はこちらもチェックです♪

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管理者:運営事務局 佐々木

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