アラサー女子必見!便秘や肌荒れに悩むのは腸内細菌が関わっているのかも?
- 2020/8/21
- 美容
お腹の調子の原因は腸内細菌
アラサー女子の皆様!お腹がガスで痛くて・・・肌も荒れてきたし・・・・お腹の調子がもしかしたら悪いのかも!?その原因はどこにあるのでしょうか。知っていましたか!?実は「腸内の細菌」にあるんです。
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<具体的に体とどのような関連があるの?>
「最近お腹の調子が悪くて・・・便秘がひどくてほんとに悩んでるの。」
アラサー女子の女子会でよくこのような会話になる事も頻繁にありませんか?もしかしたら腸中環境がとても悪いのかもしれません。腸の中の環境が良くないと言うことは腸の中で悪玉菌が増え、腸内の環境が乱れているという事です。皆様は悪玉菌はご存知でしょうか?
悪玉菌は腸の中の菌の1つです。
まず、しくみについて説明します。腸は小腸・大腸の2つの部分に分かれます。
小腸・・・口から入れた食べ物を消化し、栄養を吸収する。
大腸・・・口から入れた食べ物を消化し、水分を吸収する。
小腸で栄養分を大腸で水分を取り出したものでその後残った食物繊維、腸中細菌の死がいは便になります。
腸の仕事は食べ物から栄養分・水分を吸収し、便を作成する役割があるんですね。腸の中では約1000種類、実に約100兆個の細菌が腸内にいて、さまざまな作用をそれぞれもたらします。腸内細菌は大きく3つに分類されます。善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類です。
この3つの菌の働きはどのようなものかというと
善玉菌・・・身体にうれしい働きをするのが善玉菌になります。
悪玉菌・・・身体にうれしくない働きをするもの。
日和見菌・・・悪玉菌が増くなると良くない働きをするが、善玉菌が多いと影響を受けない菌
<腸内での細菌の働きとは?>
腸内の細菌の働きとは
①エネルギーの源を生み出す
②常に腸の活動をコントロールして消化や吸収の促進。
③血中濃度コレステロール・尿素・アンモニアの代謝を促したり、コントロールをする酵素を腸内の細菌が生み出していく。
④感染症を防ぐ
⑤免疫の機能を促進していく
⑥がんを発生させる物質を促進と抑制をしていく
腸の中の細菌には沢山のはたらきがあるなんて驚きですね。
また、腸内細菌は種類ごとにコミュニティを形っています。このコミュニティは聞いたことがあるでしょうか?コミュニティは「腸内フローラ」と呼ばれています。
<腸内環境悪化=病気です!>
悪玉菌は体に悪い影響を及ぼすというのはわかりましたね。善玉菌が増えていけば大丈夫でしょうか?
実はそうではないんです。悪玉菌も体への大切な仕事があるんです!腸内の中にバランスよく細菌がいる事が大切です。
もし腸の中の細菌のバランスが崩れると体への影響はどうなるのでしょうか?
腸の中の細菌のバランスが崩れると肥満になると言われています。近年、肥満の方は腸の中の菌の環境が良くないのが分かったのです。
肥満!?と思われた方もいるかもしれません。マウスを使い、このような実験が行なわれました。肥満のマウスの腸内の細菌を、普通のマウスの腸内へ腸内の細菌を移植すると体脂肪が増加したのです。腸内の細菌は肥満にとても良く関わっているのですね。また、腸内の細菌には、からだの免疫力を高めて病気を防いだり、がんを発生させてしまう物質を分解したりする働きを持っています。腸内環境の乱れが原因で発症してしまう病気・体に良くない症状は
①肌荒れ
②高血圧
③高血糖
④パーキンソン病
⑤糖尿病
⑥脳卒中
⑦うつ病
⑧心筋梗塞
⑨非アルコール性脂肪肝炎
⑩大腸がん
が肥満以外にもわかっています。すごく沢山の病気が影響していますね、普段から気を付けたいと思った方も多いのではないでしょうか?
腸内細菌は長生きをする事に影響をしているのではないかと言われています。ご長寿の方が多い場所でご高齢の方の腸内の環境を調べたところ善玉菌が他の高齢者よりもとても多くいたのです。またほとんどの日本人が所持している海藻の栄養素を分解する細菌が長生きのする秘訣だという事が研究で分かってきています。
<運動をすること・バランスの取れた食事・毎朝のある習慣がポイント!>
女性だったら、いつまでもきれいで、健康にもちろん!スタイルも良くありたい・・・ですよね。
どんな対策をしたら!?腸内の環境は良くなっていくのでしょうか?肉ばかりで野菜を取っていないなどのバランスの良くない食事やストレスだったり、疲労などが悪玉菌が増える原因です。では具体的に悪玉菌を増やさない方法をご紹介します。
①適度に運動しましょう
毎日10分程度軽く汗ばむ程度のスピード(時速4km程度)で歩く。
②食物繊維を摂取しましょう
腸内の細菌のエサと食物繊維です、またお通じをよくする作用があります。
食物繊維を多く含む食品は野菜ではブロッコリー、煮たほうれん草、トマトです。果物では、バナナ、リンゴなどがあります。
③発酵食品を摂取しましょう!
発酵食品(ヨーグルト・みそなど)を普段から積極的に食べて体内の善玉菌を増やすことで、もともと腸で生息していた菌にとても良い影響を与えます。
そうしたら沢山バナナを食べれば良いのでしょうか?
いえ沢山食べれば良いのでしょうか?いいえそう言う訳ではありません。食物繊維を消化する腸の中の細菌の酵素は限られているので1つの食べ物を食べても食物繊維を分解しきれないのです。なのでいろいろな食品を食べるのが大事ですね。外食でトマトのサラダを追加したり、デザートにバナナヨーグルトを追加したりをして沢山の食品を摂ること意識してみましょう。
また腸は一番朝がとても良く動きます。朝に便を出すための排便習慣をつけることも大事なことです。
朝水分を摂取し、食物繊維を多く含む食品を朝食で食べましょう。
また便意を感じなくてもトイレに行きましょう。とりあえず、便座に座る事だけでも腸への刺激になります。また朝は腸をマッサージしても良いでしょう。腸のねじれが多い左側を1分ほどポンポンと叩くとお通じがあることがあります。ぜひ試してみてくださいね。
<腸内の細菌は未来への無限の可能性を秘めている細菌です>
近年、腸内フローラに含まれている腸内の菌の遺伝子を調べて、メタゲノム解析という種類や機能を解析するものとメタボローム解析という体内に存在する代謝物質(アミノ酸など)を解析する2つがとても科学の進歩がかなり進んでいます。この解析で今までの解明されていなかった腸内の細菌の働きが分かることによって、新たな治療法や病気の予防法が見つかっていき、世界中の病気で困っている患者さんへの希望の光となっています。
実際、関節リウマチ患者さんの腸内フローラを調べてみると、とある腸内の細菌が多いなどの特徴がみられている事が判明しました。関節リウマチで苦しんでいる患者さんにとっては病気完治への大きな第一歩になっています。
人間の遺伝子は2万5千個ほど、腸内の細菌にいたっては遺伝子が100万個程と言われています。腸内の細菌にはまだまだ、たくさんの希望があるとても貴重な財産なのです。
今回は、腸中細菌についてのお話をしてきました。腸は病気に影響があることが分かりました。
普段から、運動は時間が空いた時に体を動かすことを意識して、食物繊維や発酵食品はバランスを考えて摂取ましょう。
朝のお手洗いに行く習慣を必ず習慣つけましょう!良い腸内の環境をつくるために頑張って、からだの不調をよくしましょう。