便秘薬や食事だけじゃない便秘の際の運動療法とは?

がんで闘病しているとなかなか解消されない便秘・・・・便秘解消と言えばゴボウ・こんにゃくなどの食物繊維を取る事や、便秘薬を飲む事だけではないんです。皆さんは便秘ににおける運動療法はご存知でしょうか?今回どのような運動をしたらよいかなどをこの記事でお知らせします。

<便秘の主な原因>

便秘の原因は皆さんはご存知でしょうか?実はこのような原因が隠されています。
①抗がん剤の副作用
抗がん剤にはとても強い自律神経を障害する成分が沢山含まれています。自律神経のバランスが崩れる事により便秘が起こります。自律神経と便秘は深い因果関係があります。
②吐き気止めなどの薬
吐き気や痛みを抑える薬は吐き気や痛みを抑えるだけではなく、腸の動きも一緒に抑えます。吐き気止めだけでなく、医療用の麻薬や、一部の抗うつ剤にも同様の症状がみられます。自分の服薬している薬の種類や成分を再度確認してみましょう。
③腹部などの手術後の運動不足
手術後はしばらく安静との事で運動をする機会が減ってしまう方が多いです。運動不足になると腸の筋肉が衰えて腸の動きが悪くなる為、便秘になりやすくなります。
④精神的なストレス
闘病をしていると生活や日々の治療に常に大きな不安を常に抱いています。お金や仕事の面などでも不安は付きまといますよね。このようなストレスが自律神経の乱れを引き起こし便秘につながります。
⑤食事や水分量が少ない
闘病中の不調はありますが、放射線治療などの副作用や抗がん剤の副作用で食欲が低下する事もあります。それによって水分がとても減ってしまい、より便秘になってしまいます。
⑥CaやKのバランスが取れていない
血液中のカルシウムやカリウムのバランスは常に一定ですが、一度バランスが崩れると体に異変が生じます。カルシウムの値が高い高カルシウムだと胃腸の収縮が弱まります。カリウムが低い状態の低カリウムだと消化の機能が低下してしまいます。カルシウムとカリウムのバランスが崩れないように工夫しましょう。

便秘の原因にはこのような理由が隠されていたのですね。薬に関しては医師に、ストレスにかんしては自分で趣味等何か好きな事を見つけて発散して自律神経の乱れを直していきましょう。
<日常生活で気を付けたいこと>
日常生活で便秘は意識していますか?日常生活で気を付けたいことは沢山あります。

①朝・昼・夕3食バランスの良い食事を心がけましょう。肉に偏らず野菜や魚もバランスよく食べましょう。また便秘には水分補給が大切です。こちらも忘れずにしていきましょう。
②トイレに行く習慣をつけましょう。朝起きたら、コップ1杯の水を取り、便意を感じなくてもトイレに行きましょう。同じ時間にトイレで排便をしようとすればその習慣で便が出るようになることもあるので毎朝心がけましょう。
③ストレスをためないことも大切です。リラックスしていると副交感神経は活発になります。自分が好きな音楽を聴く、映画に行く、本を読むなどの自分が大好きな趣味を持って豊かな気持ちで普段の生活をエンジョイする事が大切です。
④マラソンなどの少しハードな運動よりもウォーキングなどの心地よい運動の方が副交感神経が優位になります。普段の生活で、エレベーターよりも階段や一駅分歩くなどの歩くことを心がけましょう
⑤腹巻でお腹をあたためたりお風呂で湯船につかってしっかりと体を温めましょう。湯船で手をお腹でマッサージして温めるのもとても効果的です。
⑥普段ふとした瞬間背中が曲がっている事はありませんか?普段の生活でも背筋をしっかり伸ばすようにしましょう。腹式呼吸は横隔膜や骨盤の筋肉を動かし腸に刺激を与える事が出来ます。

日常生活で気を付けたいことも普段少しだけ気にしてみると簡単に取り入れられると思います。ぜひ積極的に取り入れましょう。

<寝ていてもできる簡単な運動>

最近運動はしていますか?寝ていてもできる簡単なストレッチ方法を6つお伝えします。本当にすぐ出来るものばかりですのでご安心くださいね。
ぜひこの記事を読みながらぜひ一緒に行ってみてください。

<腹式呼吸をしましょう>
①膝に手を置き、背中をくるんと丸めます。口からお腹の空気をしっかりと全部吐きます。
②背中の筋肉を伸ばします。
③鼻から息を吸います。
この3つの工程を2~3回ほど繰り返します。
<体幹をねじりましょう>
①胸のところで両手をクロスさせ、腰から上をまずは右にねじります。この際重心は真ん中に来るように意識してください!その姿勢を10秒間保ちましょう。
②正面を向きましょう。
③今度は腰から上を左にねじります。先ほどと同様に重心は真ん中に来るように意識してください。姿勢を10秒保ちましょう。
④①~③を2~3回繰り返します。呼吸は鼻から、口から吐き出す事を必ず意識しましょう。
<骨盤の体操をしてみましょう>
①膝の上に、手をしっかりと置きます。1~10までしっかりと数えながら腰から背中を丸めていき、口からお腹の中の空気をすべて吐き切るようにします。
②10数えながら鼻から息をスーッと吸い、背筋をぴっしりと伸ばしていきます。
③この工程を2~3回繰り返します。
<ウエストを伸ばしましょう>
①左手を膝の横に置いて、右手を耳の上あたりに広げます。
②ゆっくりと1~10を数えながら、息を吐きながら左手に曲げていきます。この時体は正面へ向くように意識しましょう。
③息をしっかり吸いながら、前の姿勢に戻します。
④この工程を4回繰り返します。
⑤今度は左手を耳の上あたりに広げ②~③を4回繰り返します。
<腸に近い筋肉を動かしましましょう>
①姿勢を正してしっかり座ります。両手は両脇へ
②腰を曲げないようにしつつ、右足をあげ、これで10秒キープします。
③今度は左足でキープします。
④この工程を2~3回繰り返します。
<体感をねじる運動をしましょう>
①両足を伸ばして座ります。
②左足のみ曲げて、伸ばしたままの右足と交差させます。左足のかかとは、右足の真横に置きましょう。
③体を左側にひねった後、両手に床をつき10秒ほどキープして息を吐きます。
④息を吸いながら①の体制に戻ります。
⑤右足だけ曲げて、伸ばしたままの左足と交差させます。右足のかかとは、左足の横へ
⑥右側へ体をひねり、床に両手を10秒ほどキープしながら息を吐き2~3回繰り返します。
どの運動も簡単にできますね。年配の方でも今回紹介したストレッチはやりやすいのではないかと思います。ストレッチは毎日行う事で筋肉が動かされていくのでそこから兵便への習慣につながりますね。

今回主に紹介したのは
・便秘の要因
では抗がん剤の副作用や吐き気止めなどの薬で便秘になる事やストレスで便秘になることが分かりました。薬に関しては主治医の先生と、ストレスに関しては普段からストレスを解
消するためにいろいろと自分の中でも発散することを見つけて豊かな生活を送れるように心がけましょう。
・日常生活で気を付けたいこと
では運動では激しい運動よりもウオーキングなどの軽い運動が良いこと、背筋を伸ばして普段から筋肉を動かすこと、また体を温める事の大切さを学びましたね。
・簡単なストレッチ
では本当に簡単に座りながらできるものや、ちょっとした時間に取り入れられる事が分かりましたね。

普段なかなかやらないですが、すぐに取り入れられることもあったのではないでしょうか?この記事を参考にして辛い便秘を解消しましょう!

運営者情報

管理者:運営事務局 佐々木

普段は会社員として働いている30代女性。

生活に役立つ情報や私が気になった商品やサービスについて、ご紹介していきます。主婦でもあるので主婦目線の情報多め。

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