美容成分の王様ナイアシンアミドとは?話題のヒミツを徹底解説!
- 2022/8/29
- 美容
美容成分には色々なものがありますが、最近話題になっているシワ改善の美容成分に「ナイアシンアミド」というものがあります。
美容成分の王様とも言われていますが、どんな成分なんでしょう?
この記事では「ナイアシンアミド」について詳しく解説していきます。
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ナイアシンアミドとは
ナイアシンアミドとは「ビタミンB3」のことで、人間の体内での酵素反応を助ける補酵素の構成成分であり、酵素反応の約2割の400種類以上に関わっています。
「ニコチンアミド」や「ニコチン酸アミド」とも呼ばれるビタミンB群の水溶性ビタミンのことです。
体内で合成されるほか、肉や魚などの食品に含まれていて、食事からも摂取されています。
化粧品に使われているだけではなく、医薬部外品といって、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分を一定の量、配合されている製品として使用されています。
2007年には医薬部外品美白有効成分であることから「ニコチン酸アミド」が厚生労働省に承認されており、2018年から医薬部外品シワ改善有効成分として「ナイアシンアミド」が認証されたことで、美容業界から大きな注目を集めることになりました。
ナイアシンアミドの美容効果とは
大きく2つの美容効果が期待できるナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)の特徴を具体的に見ていきましょう。
シワの改善をサポートする
ひとつめは、コラーゲンを生成しシワの改善をサポートする働き。
お肌のハリや弾力を保つにはコラーゲンが役割を果たしますが、加齢や紫外線によるダメージで減少してしまいます。
ナイアシンアミドには真皮に存在するコラーゲンの生成を促す働きがあるので、お肌のシワの改善のサポートやハリ・弾力の維持に効果が期待できます。
美白効果がある
もうひとつは、美白効果です。
お肌が紫外線などの刺激を受けると防衛反応が働き、肌深部でメラノサイトでメラニン色素を生成します。
メラニン色素が表皮細胞まで運ばれることにより、色素沈着が起きシミとなります
ナイアシンアミドは、生成されたメラニン色素が表皮細胞に運ばれるのを阻害する働きがあり、美白効果が期待できると言われています。
その他にも過剰な皮脂分泌を抑制する効果があるとして、シワの改善・美白効果に加えニキビケアも出来てしまいます。
一言でいうと「オールマイティな美容成分」です。
ナイアシンアミドが配合されている化粧品のタイプ
これまでのシワの改善をサポートする成分は脂溶性のものが多く、クリームタイプの化粧品が主流でしたが、ナイアシンアミドは水溶性の成分であるため、化粧水や乳液、美容液など様々なタイプの化粧品に配合されています。
ナイアシンアミドが配合されている化粧品にはどんなタイプがあるのか見ていきましょう!
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
- オールインワンゲル
- シートマスク
この他にも、日焼け止め・ファンデーション・ハンドクリームなど幅広いアイテムにも展開されています。
ナイアシンアミド配合の化粧品の選び方
さまざまな効果が期待できるナイアシナミド。
近年ではナイアシナミド配合の製品が続々と発売されています。
「たくさんありすぎて、どれを選んだらいいかわからない!!」という方のために、選び方のポイントをご紹介します。
医薬部外品かどうか
スキンケア製品を選ぶ時、医薬部外品であるかどうかがポイントです。
ナイアシナミド配合の化粧品も医薬部外品とそうでないものがありますので、確実に効果を実感したいのであれば医薬部外品がおすすめです。
なぜなら、医薬部外品は厚生労働省が効果・効能を認めた有効成分が一定濃度で配合された製品!
つまり「国が認めた、しっかり効く化粧品!」だからです。
自分に合ったものを選ぶ
化粧水と乳液はセットで使うことが多いので、同じメーカーのもので揃えると効き目が高くなります。
美容液やクリーム、シートマスクはメーカーを揃えてもいいですし、別のメーカーを選んでもどちらでもOKです。
忙しい方や手短に済ませたい方にはオールインワンタイプがおすすめです。
肌質に合わせて選ぶ
ナイアシンアミドは肌のうるおいの必須成分「セラミド」を増やす働きがありますが保湿成分ではありません。
そのため保湿成分が配合された化粧品を選ぶと良いでしょう。
うるおいが不足しがちで肌が乾燥しやすい方は、ホホバオイルやオリーブオイルなどの油性の保湿成分が入っているのもがおすすめです。
オイリー肌や混合肌の方は、水溶性の保湿成分が多いものがおすすめです。
みずみずしく軽いテクスチャーのアイテムでさっぱりとした使い心地が特徴になります。
ナイアシンアミドとビタミンCの併用はOK?
人気のナイアシンアミドを知りたくて検索するとビタミンCとのことで「併用できるの?」「併用しちゃだめなの?」など、さまざまな話が出てきます。
実際のところはどうなのかお伝えします。
併用しない方がいい?
なぜナイアシンアミドとビタミンCの併用しない方がいいという話が出ているのか。
それは、カナダの人気化粧品ブランドが「ビタミンC配合の化粧品とナイアシナミド配合の化粧品は併用NG」と記載したことがきっかけに広まったからなんです。
併用しない方がいい理由は「ビタミンCは酸性でナイアシンアミドが分解されて効果を失ってしまう」ため。
確かに純粋なビタミンCとナイアシンアミドをそのまま混ぜると、ナイアシンアミドは発赤や皮膚の炎症の原因となるニコチン酸という別の物質になってしまいます。
純粋なビタミンCはph2程度ですが、これは塩酸とほぼ同じ。
もし化粧品のphがそんなに低かったらそもそも肌がぼろぼろになってしまいます。
併用しても大丈夫!
ほとんどの化粧品のphは弱酸性に調整されており、ナイアシンアミドと併用しても影響がないと考えられます。
つまり結論を言うと「ナイアシンアミドとビタミンCの併用はOKです!」
日本で販売されている化粧品であれば、ナイアシンアミドとビタミンCを併用しても問題ありません。
実際にナイアシンアミド配合の医薬部外品や化粧品に「ビタミンCとの併用不可」と書かれているものはないので安心して下さいね。
併用するのに1つだけ注意点があり、「ナイアシンアミド」と「ビタミンC」はどちらも皮脂を抑制する作用がありますので、乾燥肌の方が使用すると肌が乾燥しすぎてしまう可能性があります。
保湿成分の入っているものを自分の肌に合わせて使いましょう。
まとめ
美容成分の王様「ナイアシンアミド」について徹底解説してきました。
医薬部外品の有効成分として国から認められている美容成分のナイアシンアミド。
シワ改善に加え、美白・バリア機能を高める効果やニキビ肌への効果など、幅広い効果が期待できる注目の美容成分です。
水溶性であることから色んなタイプの製品が展開されているのも魅力的です。
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