現代を生きる女性は、仕事や家事、子育てなどに追われ目まぐるしい日々を送っています。その忙しさのあまり、なかなかスキンケアにかける時間が取れなかったり、ストレスによるニキビや肌荒れに悩んでいるという方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、肌の悩み別のおすすめの食べ物などをご紹介していきたいと思います。肌のことで悩んでいる方は、ぜひ一読してみてくださいね。

毎日の食事が肌に与える影響とは？

実は肌と内臓の間には、密接な関係があるとされています。
栄養バランスの偏った食生活を続けていると、内臓の不調が起こります。そうすると肌のハリやツヤが失われたり肌荒れが起きたりするため、つまり肌の不調は体の内側からのSOSであるとも言えるでしょう。
ですから栄養バランスの取れた食事を摂ることにより、内臓の機能を正常に保つことは、美肌を手に入れるためには非常に重要です。逆に言えば、どんなに高価なスキンケア商品を使っても内臓が正常に働いていなければ、美肌に近づくことはできません。
美肌にとって最も重要なのは、スキンケアであると考える方も多いかもしれません、日々の食事内容も肌の状態に関わってくるため、日々口にする食べ物を意識することがとても大切です。

美肌になりたい方におすすめの食べ物は？

ここでは、美肌を手に入れるためにいつものメニューにぜひ加えたい食べ物についてご紹介していきます。
美肌を目指している方におすすめなのが、納豆やみそ、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品です。これらには身近なものが多いため、すでによく食べているという方も多いでしょう。
発酵食品には酵素が多く含まれており、腸内の消化機能を活発にする働きがあります。また宿便を排出しやすくするため、便秘改善にもつながり肌荒れにも効果が期待できます。
さら発酵食品に含まれている乳酸菌には、腸内環境を改善する働きがあります。そのことにより食べ物から摂取した栄養素をしっかり吸収することができます。このように美肌を作るためには、土台となる腸の機能を正常に保つことが重要であると言えるでしょう。
ただし、肌に良いものを摂取するだけではあまり意味はありません。まずは腸を正常に働かせることが、美肌への第一歩となります。

肌の悩みごとに美肌に効果的な食べ物をご紹介

肌に関する悩みは人により千差万別です。そこでここでは肌の悩みごとにおすすめの食べ物について詳しく見ていきます。

①ニキビ

しつこいニキビに悩まされているという方には、ビタミンB2やB6が多く含まれている食べ物がおすすめです。
納豆やレバー、卵や牛乳、アーモンドなどに多く含まれているビタミンB2には、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。ですから不足すると、肌にニキビができやすい状態になってしまうため注意が必要です。
一方で鶏むね肉、カツオやマグロ、鮭などの魚類やバナナに含まれているビタミンB6は、たんぱく質の代謝や皮膚の生成を手助けします。ビタミンB6が不足すると肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、古い角質が残りやすくなりニキビの原因となってしまいます。
なおビタミンB2・B6は水溶性ビタミンであるため、水に溶けやすくなっています。ですから食材を調理する際には、そのまま焼いたり煮たりして、煮汁ごと利用したりするのかがおすすめです。またこれらはどちらも体内で消費されやすいため、毎日の食事でしっかり摂取する必要があります。

②シミやそばかす

ビタミンCやビタミンEは、シミやそばかすに特に効果を発揮する食べ物となっています。
柑きつ類やイチゴなどのフルーツ、ピーマンやブロッコリーなどの野菜に多く含まれているビタミンCには美容によいとされ、またメラニン色素の生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促す働きがあります。ただし水溶性ビタミンで熱に弱いため、できるだけ生で食べることをおすすめします。
またカボチャやうなぎ、植物油、アーモンドやピーナッツといったナッツ類に含まれているビタミンEには、老化を防ぐ抗酸化作用や、血流を促進する働きなどがあります。
脂溶性ビタミンであるビタミンEは油との相性が良いため、油で炒めたり揚げたりすることで、吸収率をアップさせることができます。さらにビタミンCやビタミンAと一緒に摂取することで、抗酸化力作用をより高めることも可能となっています。

③シワやたるみ

肌のシワやたるみに悩んでいるというに方は、ビタミンCやたんぱく質が多く含まれている食べ物を摂ることをおすすめします。
人間の体を維持するために欠かすことのできない、重要な栄養素であるたんぱく質は、美肌作りにも欠かせません。体内のたんぱく質が不足すると、新陳代謝の低下やコラーゲンも減少が起こり、肌のハリやツヤ、弾力が失われ肌の老化につながります。肉類や魚介類、牛乳などの乳製品、大豆製品や卵などは良質のたんぱく質が多く含まれています。ですから毎日の食生活に取り入れることはもちろん、プラスしておやつなどに牛乳やヨーグルトなどの乳製品を意識して摂るようにし、たんぱく質を多く摂取することを心がけましょう。

④乾燥肌

乾燥肌の方には、皮膚や粘膜を正常に保つ働きや、抗酸化作用もあるビタミンAや、カルシウムが含まれている食べ物を積極的に摂取することをおすすめします。
ほうれん草やにんじんといった緑黄色野菜、レバーやうなぎ、卵、チーズやバターなどには、ビタミンAが豊富に含まれています。特に緑黄色野菜は植物油を使って料理する、体内への吸収率がアップするためおすすめです。
またカルシウムといえば、骨や歯に必要な栄養素であるというイメージがありますが、実は美肌にも欠かせないものとなっています。また新陳代謝の促進し、バリア機能を強くする働きがあるため、乾燥肌や敏感肌の方に特におすすめです。カルシウムは年齢を重ねるとともに不足しがちになるため、桜えびやしらすなどの小魚や海藻類、牛乳やチーズなどの乳製品、大豆製品などからしっかり摂取するようにしましょう。

美肌にNGな食べ物とその理由とは？

肌に良い食べ物がある反面、美肌を作るためには避けた方がいい食べ物もあります。ここではそんな食べ物やその理由について詳しく見ていきます。

①脂肪分が多い食べ物

ファストフードやインスタント食品などの脂肪が多く含まれている食べ物は、肌の酸化により老化が早まると言われているためできるだけ避けるようにしましょう。

②砂糖を使ったスイーツやジュース

スイーツや甘い菓子類、ジュースには砂糖が多く使われているため、過剰摂取すると糖化の引き金になるため注意が必要です。糖化とは、体内のたんぱく質と糖質が結びつき、老化の元となる物質を生成することを現しており、もちろん肌にも悪影響を与えます。甘いものを少し摂るのはいいですが、おやつをナッツ類に変えるのもひとつの方法です。

③体を冷やす飲み物や食べ物

冷たい飲み物または食べ物を摂取しすぎると、体が冷えて血行が悪化し、老廃物を排出が滞り肌のくすみの原因になります。特に夏などには、暑いからといって生野菜や冷たい飲み物ばかり摂るのは控えるようにしてくださいね。

食事のバランスが重要

ここまで美肌作りに必要な食べ物、また避けた方がよい食べ物についてご紹介してきましたが、最も重要なのは食事全体のバランスであるといえるでしょう。肌に関する悩みが改善されたからといって、栄養バランスの偏った食事をしていてはあまり意味がありません。「何を選んで食べるか」ということももちろん大切ですが、あくまでも基本は「何でも好き嫌いなく食べる」ことであるとしっかり胸に刻んでおきましょう。
また、栄養素にはお互いの良い部分を引き出す組み合わせや、無駄なく摂取するための調理方法が存在しているため、美肌に近づくためには、それらについて調べてみるのもいいですよ。

まとめ

今回の記事はいかがでしたか？美肌作りにおいて最も大切なのは、毎日バランスの取れた食事を心がけることです。日々の食生活を食事を振り返ってみることにより美肌に近づくことができるため、ぜひ参考にしてみてくださいね。