肌荒れと便秘にこんな関係性が!便秘とは?

ぽっこりお腹が張って苦しい・・・肌あれがひどくて・・・・口臭が気になる・・・なんて事は経験があるのではないでしょうか?この症状はすべて便秘が関係しているんです。今回は便秘に悩んでいる方へ、肌荒れがどんなに便秘で悪影響を与えられているか、どのようにして肌荒れや口臭の臭いが強くなってしまうのかをお伝えする事と食生活などからの便秘を解消するアドバイスをご紹介いたします。

<腸のはたらきとは>

食べ物を食べると、口から食道を通り胃と腸で16~24時間という時間をかけながら消化・吸収され便になります。主に栄養は小腸で消化・吸収され、そのあとは便の元となるカスが残ります。そのカスは今度大腸で水分を体に必要量だけ吸着し、便となり排泄されます。大腸では水分を吸収されるのですが、この過程で腸の中で水分が吸収されすぎてしまい、カラカラに乾燥してしまった状態と腸の中ですべりが良くない便が排泄されずそのままになる状態の事を便秘と言われています。
<便秘と肌が荒れることの関係性>
腸内の中には細菌が住んでいます。この細菌は便の中に含まれている栄養分をエサにしています。ところが、便が腸の中にとどまると細菌のエサが無くなり菌が腐ってしまいます。すると菌が腐る事により悪玉菌という腸内の細菌が増えてしまいます。悪玉菌はどのような細菌なのでしょうか?
悪玉菌とは体にとって悪い影響を与える硫黄化合物や窒素酸化物などのアンモニアを含んだガスを発生させる作用を持ちます。
ガスの臭い・口の臭い・便の臭いはこのガスから影響されています。ガスは全身を腸内から循環をし、臭いを発生させます。
とても気になりますよね、ですが腸の動きは自分の意思で動かしたり、止めたりなどのコントロールすることはできません。すべて、自律神経で調節を行っています。自律神経に問題が発生をすると肌荒れに影響があります。肌荒れに関しては次でお伝えします。

<肌があれることの原因とは?>

突然ですが、男性ホルモンのテストステロンは女性の体にどのように影響を与えるかご存知でしょうか?テストステロンが優位になると皮脂腺の動きがとても活発になります。顔には皮脂腺が多いのでニキビなどのトラブルを起こす事ともう一つ男性ホルモンには体毛を濃くする効果があり、女性の方でもひげが濃くなってしまった・・・・なんてトラブルも。このテストステロンの増加は便秘によって体が大きくストレスがかかった状態で起こってしまうんです。

<生活習慣から便秘の原因と気を付けたいことは?>

「今ダイエットを頑張ってるから、すこしご飯を減らしているの」「お肉が大好きだけど、野菜はちょっと・・・・」みなさんこんな事、一度は口にした事はないでしょうか?そのような食生活をしていると便秘は起こります。
女性はダイエットをすると、食事の量を減らしてします事があります。すると体が腸内で便がないと認識してしまい、動きが良くなくなります。
また女性は男性に比べて腹筋への力が弱く、排便をするに便が出て来ないことも・・・これは力む力の強弱に左右されます。また、加齢をすると便秘が多いのもこの腹筋の筋肉の力が弱い事が挙げられます。
では男性の方で便秘の人はいないのでしょうか?いいえ、男性でも悩まされている方は沢山いるんです。過敏性腸症候群などの病気が裏に隠されています。仕事でストレスが強くなると常に交感神経が常に緊張している状態に置かれるため、消化器官の運動が弱まります。仕事をしているとなかなかトイレに行くタイミングを失い、排便をするタイミングを失ってしまい便秘に・・・という事もあります。
女性は肌あれを気にしてしまう事が多いですが、男性は体の臭いが強くなってしまうことを悩んでいる事が多いそうです。
そして赤ちゃんも便秘をします。腸内のフローラは赤ちゃんは大人に比べ、まだまだしっかり安定をしていない事、母乳・粉ミルクなどの人工栄養で食物繊維を含んでいないのが原因です。赤ちゃんの肌あれは肌のバリア機能が大人に比べてかなり弱く少しの刺激でも肌あれが起きてしますので、他の病気を考える事も大切です。
便秘の定義とはおおよそ2~3日も排便が出ない事と言われていますが、それは違います。何日に一度の排便が出ても、腹痛が無くてお通じがあった後にスッキリ感があれば便秘ではありません。逆に毎日お通じがあってもスッキリしない感覚が続く状態は便秘になります。
では、どのような事を気をつけたらよいでしょうか?
食事の量が減ってしまうと腸内では便がないと思われてしまい動きが良くなる事はありません。そこで便のもとになる食物繊維を摂取しましょう!食物繊維は腸内で膨張をし、便意を呼び起こすだけではなく、腸内にある有害な物質を吸着する作用を持つので便の臭いや、腸内にて発生したガスも一緒に排出することにより有害な物質を減らすことができます。食物繊維は低カロリーで食事に満足感を得られるのでおすすめです。また食物繊維はいろいろなものに含まれています。野菜ではゴボウ・れんこんなど、また茶葉からだした日本茶も食物繊維が豊富なのはご存知でしょうか?意外と身近な食品にも食物繊維は含まれていますね。
もうひとつ、忘れてはならないのは、乳酸菌を含んでいる食品などです。乳酸菌を豊富に含んでいるのは発酵食品です。また善玉菌のエサになるオリゴ糖もとても重要です。まず、乳酸菌が含まれている食品の代表格はヨーグルトです。フルーツやオリゴ糖を一緒に入れる事で相乗効果が生まれます。どれも手軽でスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも手軽に入手できて、また外食先の食事でも選択しやすいですね。

<生活習慣以外での便秘の解消方法とは?>

前では、食生活からの便秘解消についてお伝えしました。他の面からも便秘の解消方法へアプローチする方法はないのでしょうか?
最近体は動かしてはいますか?適度な運動は腹筋を鍛えるのと、消化する器官への運動を促します。
おすすめの運動は
①エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用する。
②時間がある時には1駅歩いてみたりと普段から歩く習慣にする。
とても簡単で時間があれば出来るものばかりです。
またその他にもとても大切なのは朝の決まった時間にトイレに行きましょう。朝トイレに行くだけで習慣が付くようになります。
それでも便秘がよくならない場合は薬を使った治療が必要となってきます。
便秘には2種類存在します。便秘の中では多い弛緩性の便秘とけいれん性の便秘があります。「便秘がつらくて・・」とだからと言って自分の判断で薬の服用は絶対に止めましょう。必ず医師の指示に従って下さい。
現在良く使われている薬は大腸に刺激を与えるタイプのもの、腸内で膨らんでいくタイプのものと主に2種類が良く使用されています。便秘といっても病気の一つ。また大腸がんなどのリスクの高い病気の可能性もあります。便秘だからこそ侮らず消化器内科などの病院を受診しましょう。
病院で医師に処方される薬ですが、一番処方が多いものがセンノシドと言う、大腸を刺激するタイプの下剤になります。それ以外の薬は酸化マグネシウムが処方されています。いろいろ種類が存在しますが知識を間違えると大変なことになります。必ず症状に合わせた上で薬を飲みましょう。また、薬はお通じがあり便秘は解消されますがしかし!排便の習慣が出来ていないので、すぐに腸の中に便がとどまってしまいます。排便の習慣が整わないと便秘は解消されないのです。薬は1度だけ飲んで終わりだけはなく、引き続き継続をして飲み排便の習慣を身につけましょう。また、一回薬で腸の中をリセットして整えて良い腸内環境に変えて行き正しい排便をするリズムを整え身につける事がとても大切です。

肌荒れと便秘の関係性について紹介させて頂きました。
便秘から来る肌あれは日常生活に影響を及ぼすだけではなく、大腸がんなどの大きな病気が隠れているリスクもあり、たかが便秘とは侮れません。食事から薬からの2つの方法については、両方上手に付き合って行くのが大切です。腸は第二の脳と言われる大切な器官です。自分の便秘の状態をしっかりと把握し場合によっては医療機関を受診し便秘解消を目指しましょう。

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管理者:運営事務局 佐々木

普段は会社員として働いている30代女性。

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